皆さまこんにちは。
私は、自分が良いと思って進めた研究を「誰にも求められてないよね」と言われ、落ち込んだことがあります。
私の最初の研究テーマは、医療機関と保健機関で支援を行う機関は違っても、連携することで妊娠中から産後まで、継続して支援をすることができる、そうできたら母親は安心して育児をすることができるだろうなという思いから生まれました。
しかし、 研究テーマに関しては全く自信はありませんでした。
大学院で、いろいろと突っ込まれて質問されると答えられないことが多く、自信がなくなっていきました。その中で指導教官だけは「これはあなたにしかできない研究だよ」と励ましてくれました。 そして私の研究のメリットを言葉にして、私に伝えてくれました。
全てに関して言語化できない私にとって、それはそれはとても嬉しいことでした。
やっててもいいんだと思えました。
そして、やっとの思いで出来上がった論文。
学会誌に投稿して掲載も決まりました。
最初は怖すぎて、恥ずかしすぎて読むことができませんでした。
その修士の研究を足掛かりに、研究を発展させていきました。
ある時、自分の研究って何書いてたっけ?と、Google 検索をかけることがありました。研究を発表して3年後くらいだったかな~。
そうすると、 見知らぬ研究者の方たちがたくさん出てきました。
え、どういうこと?何が起きてるんだろう?
最初はさっぱり訳が分かりませんでしたが、後に、それは私の論文を引用してくれる人たちだということがわかりました。
えー嘘でしょう?
私の研究がいろんな人に読まれていることに驚くとともに、嬉しさのあまり崩れ落ちそうになりました。
誰にも求められていないと言われたけど、求めてくれている人もいたんだ、少しは役にたっていたんだと、自信がつきました。
よく自分を信じて!なんて言われるけれど、それは人の評価を気にするな!ということなんですよね。
絵画の世界も、画家が亡くなってから評価が高くなっている作品が多くありますよね。
恥をかいても誰も覚えていないし、人に認めてもらわなくてもいい、やりたいことをやろう!と思っています。どうせ、後50年くらいしか生きてないし(どんだけ長生きするんだ)。
少しは認めてもらいたいけど…。
人に求められないと言われても、自分が良いと思ったことに突き進む。
そのためにはかなりの勇気が必要ですが、勇気を持って進みましょう。それが後に誰かの役に立つかもしれません。
じゃーね。今日も頑張っていきましょう!
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