戸建ての木造住宅は風水害の被害を受けやすいです。
風水害の被害に遭うリスクが高い戸建は
- 水害のリスクに遭いやすい土地に位置している
- 先天的あるいは後天的な構造上の問題を抱えている
- メンテナンスを怠っている
洪水ハザードマップで浸水のリスクが指定されている土地に住んでいれば当然ながら洪水によって床下・床上浸水する恐れがあります。
インターネットでハザードマップを確認できます。
〇軒のない家は外壁が雨ざらしになって、劣化のスピードが早まる
狭い敷地に目いっぱい大きく作ろうとすると軒がない一戸建てになります。最近は増えているそうです。外壁とサッシの接続部を雨から守るため、紫外線から壁を守るために、軒はあった方が良いです。我が家はボックス型でした。
〇エアコンの配管穴にも注意
ここは迂闊でした。壁に穴をあける時は慎重になりましょう。引っ越し業者や家電量販店で契約しているところではなく、リフォーム工事等ができる方に依頼したほうが良いです。
〇基礎の低い家
基礎の高さは、40センチ以上取るのが望ましく、基礎が低い場合は水害のリスクが高まります。
〇オーバーフロー管がないバルコニーは危ない
2階バルコニーと建物の接続部から雨が入って1階の壁から浸水することがあります。
大事な屋根!!雨漏り注意
陸屋根と片流れ屋根は、切妻屋根や寄席屋根より雨漏りしやすいです。下の2つです。右下は、最近の北海道の家に多いですね。多分、屋根の落雪で隣に迷惑をかけないようにするためでしょう。
https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chumon/c_knowhow/yanezai/
皆さま屋根は大事です。
今まで屋根はデザインとしか見ていませんでした。
我が家の雨漏り被害は屋根の形状が原因でした。
片流れ屋根です。
雨風が激しい時に、中途半端な位置にオシャレなデザインとして⁈ついていた屋根と壁の隙間から、雨水が侵入していました。
その雨水が内部の釘を錆らせ、ビニールを破り、壁の中に侵入。サッシのつなぎ目の上から水を噴出させて、雨漏りが起きていました。
屋根からぼたぼた落ちていたわけではなく、カーテンに隠れた部分の壁伝いに少しずつ浸食していたので、全く気づきませんでした。
(私の父親いわく、鉄板屋がへたくそで、屋根の中折り部分を短く切りすぎていたからだといっていました。)
私が最初に雨漏りに気づいたのは、窓際においていた本に水をこぼしたようなシミがついていたことでした。まさか???窓は開いていないので気のせいだと思っていました。
数週間後、壁にシミがあるような?
あれ?やっぱり変、と感じて、絨毯を見ると一部だけビチャビチャに。絨毯をめくると床がブヨブヨになっていました。
なんで??もうパニックでした。
建築した会社に連絡し、10年保証(築後10年以内に見つかった構造的な欠陥に対し、その補修をするための修繕費を支払ってもらえる保障)を使用し、屋根、壁、床を修繕してもらいました。
しかし、いつまた同じ状態になるのかと不安はぬぐえません。
屋根に、ソーラーパネルを置くのも屋根を痛めるそうです。
天窓も雨漏りの原因に。屋根になにか細工はしないほうが良いと分かりました。
定期的なメンテナンスを
住宅は10~15年に定期的にメンテナンスが必要だということです。
我が家は10年目に入りました。30坪ほどの小さなボックス型の家です。メンテナンスの見積もりをとると約120万円でした。
雨どいや給湯器も15年で寿命。ユニットバスは20~30年だそうです。
一戸建てが、管理費や修繕積立がなくてお得なんてことはないです。修繕費のための貯蓄は必要です。
災害に強い家のために自分の家のメンテナンスは大事です。
まとめ
🌸家を買う前は、土地がどのように使われていたか調べる、ハザードマップを確認する、降雨量を調べる。建売は、屋根の形状、壁の素材、基礎工事について調べる。
🌸購入した後は、雨どいがつまっていないか、壁にひびがないかなど観察をまめにする。メンテナンスは10~15年でしっかり行う。そのために、お金をためておく。
👉住宅を選ぶために、そして買ってからも知識は重要です。家庭に1冊あると良いと思う本です。
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