自分の持ち家に豪雨による被害があったことから、住宅選択に関する記事を紹介しています。
マンションは頑丈であり、台風のリスクが低いという印象がありました。
しかし、2019年の台風19号により、神奈川県の武蔵小杉のタワーマンションは甚大な被害を受けました。近隣の増水した多摩川の泥水が下水道管を逆流し、地下街の電気関係設備が浸水し、全棟の電気とエレベーターが止まりました。
このニュースも衝撃でした。
しかし、このタワマン程話題にならなくても、台風やゲリラ豪雨で大小さまざまなマンションが被害をうけているそうです。
マンション選びのポイント
立地:マンションがどんな地域に位置しているか
構造:マンションがどのような構造になっているか
防災意識:管理組合や入居者の防災意識がどうなっているか具体的にどんな取り組みが行われているか
〇下水の排除方式は、合流式より分流式
→合流式は、大雨が降ると汚水が河などに流れ込みやすい。
〇地下駐車場は浸水被害にあいやすい。豪雨でセンサーが誤作動することも。
→以前住んでいたマンションでは、地下3階が水没したことがあり排水を整備したそうですが、地下3階を利用しているのは後から入居した我が家だけでした。豪雨が予想されるときは地上に出していました。
〇電気室が地下室にあると機能不全に
→武蔵小杉のタワーマンションが浸水被害にあい復旧までに時間を要しました。
洪水のリスクは洪水ハザードマップを見ましょう。ゲリラ豪雨が多く発生している地域を知るには、短期間にどれだけの雨が降っているかを測る10分間降水量と1時間降水量をチェックしましょう。
気象庁:https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php?prec_no=&block_no=
なお、埼玉県 熊谷市は2018年7月23日に国内最高気温 41.1℃を記録、気象庁のデータで10分間降雨量と最高気温の記録保持。気温が高いと雨も風も強くなるので注意が必要な地区になるそうです。
ニッセンケン:https://nissenken.or.jp/2020/06/15/2020-06-15-omolabo162/
他にもバルコニーの排水溝のつまりや半透明のポリカーボネートがはがれる問題など、意外にいろいろな部分をチェックする必要があります。
防災意識が高いマンションは資産価値がおちにくい。
管理組合に防災のリーダーがおり、日頃から避難訓練や防災設備を確認するなど、防災意識が高い住民が住むマンションは被害から身を守れる確率が高くなります。マンションは修繕にしても備蓄にしても話しあいで進めなくてはいけません。同じ集合住宅に住むものとして、皆で支えあうのがマンションの良いところであるとも言えます。
「人のつながりこそがマンションを強くする」と、普及までの住民同士の助け合いが記事になっています。-「まるで陸の孤島」武蔵小杉タワマン浸水1年 再発防止へノウハウ共有-https://www.tokyo-np.co.jp/article/60914
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