「コーヒー片手にホットフラッシュを語り合う――
それだけで、明日の生産性が1段上がるかもしれません。」
1 “女性同士の語り合い(WOMENミーティング)”が、なぜヘルスケアになるのか
- WHOは2024 年、新たに “社会的つながり” を公衆衛生の最優先課題に位置づける委員会を設置。「孤立は脳卒中・心疾患リスクを押し上げ、企業の医療コストにも直結する」と警鐘を鳴らしました。World Health Organization (WHO)
- 言い換えれば、同僚どうしが安心して悩みをシェアできる場は “福利厚生” の延長線ではなく、経営課題のど真ん中――ということです。
2 エビデンスが示す“ピアサポート”の効果
研究 | 主なアウトカム |
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NAMI Peer-to-Peer(8 週間プログラム) | スティグマ低減・リカバリー指標の有意な向上 NAMI |
入院43%減・外来30%増(NY/WI 2 州横断調査) | ピア支援導入群は医療利用が適正化し、コスト抑制にも寄与 NAMI |
Women Veterans Network(2024, Boston Univ.) | QOL上昇・抑うつ/PTSD低下・帰属感↑ PMC |
ポイント
“語れる仲間” がいるだけで、医療費も離職リスクも下がります――数字は雄弁です。
3 womanミーティングの設計コンセプト
目的 | 更年期世代の女性が 「心の安全基地」 を持ち、明日への活力をチャージする |
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3ルール | ① 否定しない ② 秘密厳守 ③ 必ず“小さな一歩”を決めて解散する |
本日、WOMENミーティングを行いました。自分の悩みをうちあけるには、安心して話せる場をつくることが大切です。事前に説明する3ルールは大切なことです。解決がすぐにできなくてもいいのです。話すことでいろいろなことが整理されますし、自分だけではないのだとわかります。参加者はたくさん話して、笑顔で帰られました。
4 企業が得られる3つのメリット
メリット | 期待できる波及効果 |
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① 心理的安全性 ↑ | 部署間コミュニケーション改善・離職防止 |
② 自己効力感 ↑ | ヘルスリテラシー向上・プレゼンティーイズム低減 |
③ 医療コスト ↓ | NAMI調査で入院43%減の示唆 NAMI |
まとめ
- “語り合い”はコストではなく投資――WHO も最新研究もそう断言しています。
- 小さな安全基地づくりは、女性従業員のQOLだけでなく 組織全体の健全なエンゲージメント を底上げします。
- womanミーティングを今後も計画して続けていきます。