健康も、人生も整える。“保健師”だからできるサポートとは?

最近、「それってコーチングですか?」と聞かれることがありました。
たしかに、私は相手の話を聴き、気づきを促し、行動をサポートしています。
「自分で気づいて、変わっていけるように支える」——
そういう意味では、コーチングに近い部分もあります。
でも私は、「保健師として」この支援をしています。
私たち保健師がしているのは、
ただのコーチングではありません。
たとえば…
- 生活習慣が乱れている背景には、どんな体の変化があるのか
- 更年期症状がメンタルや職場にどんな影響を与えるのか
- 「なんとなく不調」が、実は医療的な支援を必要としている場合もある
そういったことを見極めながら、
医療・保健・心理・行動科学の知識をもとに、その人に合った“行動の一歩”を一緒に考えるのが、保健師です。
人が変わるのには時間がかかります。
だからこそ、「話を聞いて終わり」ではなく、「行動につながる関わり方」を大切にしてきました。
そして、うまくいかない日があってもいい。
そんな時、そっとそばにいて「大丈夫、また一緒にやっていこう」と支える存在でいたいのです。
それが、私が目指している保健師のあり方です。
「コーチングですか?」と聞かれたら、私はこう答えます。
「そう見えるかもしれません。でも私は、“健康と人生を整える専門職”として、一歩先のサポートを届けているんです」
知識を伝える人ではなく、変化を支える人へ。
保健師という存在が、もっといろんな場所で活かされる社会を目指して、
これからも発信していきたいと思っています。